依頼していた物流会社では、佐川などの路線業者のセンターから遠く、1日の出荷キャパ（物量）は4t車1台までと制限がありました。販売実績も順調に推移し、物量制限を超える量の受注をいただくようになり、物流拠点の拡張先としてトミーズコーポレーションにお願いしました。トミーズコーポレーションでは、佐川・ヤマトの両センターから近くに拠点を構えており、物量に制限はなく、集荷を行ってくれます。そのため、2か所から発送していたものをトミーズコーポレーションに物流を集約し、1か所に物を集めたことで、オペレーションコストを削減することができました。

弊社で取り扱っている商品のメインは、ソファやベッドなどの大型家具です。大きなものでは、260サイズのものもあり、商品発送にかかる運賃が大きな課題となっていました。その際、トミーズコーポレーションから、商品を分割梱包し、260サイズの商品を160サイズの箱に4つに分けて梱包してはどうか、という提案をいただきました。260サイズ1個の配送と、160サイズ4個口の発送では、4つを合計しても260サイズよりも安く配送できること、加えて160サイズにしたことで輸送の積載効率も高められることがわかりました。

複数のモールで販売を行っていますが、弊社ではAmazonでの販売が大半を占めており、多くの商品がプライムマークの認定を受けています。プライムマークの認定基準には、ページ表示された際に翌日着が可能であると表示される割合が〇〇％以上の場合にプライムマークを認定するというルールがあります。プライムマークがあるのとないのとでは、商品の露出割合が全く異なり、販売に大きく関わってきます。このことから、土日に関しても発送を行う必要があり、RPA化を検討していました。以前よりトミーズコーポレーションではRPAを業務に取り込んでおられましたので、共同でRPAの組み込みを行い、受注管理システム⇒WMSへの登録（データセット）⇒発送作業準備⇒送り状発行⇒出荷実績データの販売管理システムへの取り込みまでのすべての工程をRPA化することができました。RPA化により、オペレーションコストの削減と、ヒューマンエラーの防止に成功しました。以前はデータ処理を人の手で行っていたため、規定の時間にデータが上がっていなかったり、出荷実績を販売管理システムに反映するのが漏れたりと、ヒューマンエラーが発生していました。RPAで自動化されたことで、定刻に正確に処理が行われるため、処理制度も向上しました。