BtoBやBtoCの出荷の際、ピッキング作業を通して商品を出荷案件ごとに集品し梱包します。
この時にWMSなどのシステムを導入していない場合、ピッキングを行った作業者が集品した商品を再度チェックを行うなど目視（人力）での確認を行う事となります。目視の場合、完全な精度を持つことは難しく、作業者ごとのばらつきも生じる可能性があります。
さらに、精度を向上させようとすると、2名での検品作業など、更なる人手や時間が必要になることになってしまいますが、完全な精度に達することは難しく、人の力では限界があります。

通販の発送において商品の梱包はお客様と購入した商品との最初の接点となります。綺麗な梱包で商品が手元に届けられることは、お客様のリピート購入を促すための最も重要なステップです。商品が開封時に折れ曲がっていたり、不適切な状態で届けられると、それはお客様の印象を大きく損ね、クレームの原因となり得ます。梱包作業においては、どんなに丁寧に指導を行っても、作業者によるバラつきは避けられない部分があります。しかし、お客様の満足度を向上させるために、この梱包の工程には最も綿密な注意を払う必要があります。

昨今ではZOZOTOWNや楽天ファッションなどのさまざまなECモールへの出店が増えています。これらのモールへの発送には先方の物流センターからの指定で1箱ごとに内容物の明細を記載して納品を行う必要があります。この作業は非常に煩雑で時間がかかる上、作業者の経験やスキルによっては作業の差が出てしまうことがあります。
例えば「熟練のスタッフしかできない」と感じる場面や、明細の記載ミスから納品エラーが生じ、返品されるケースもあります。このような作業に関する問題を抱えている企業も多いと思います。