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公開日: 2020/05/29

単品通販と総合通販のロジスティクスの違い その2

カテゴリ:EC通販業務について

チラシ同梱

前回の「単品通販と総合通販のロジスティクスの違い その1」の記事では、単品通販と総合通販のビジネスモデルやロジスティクスの違いについて解説いたしました。今回その2では単品通販のロジスティクスについて、もう少し深掘りしていきたいと思います。

OnetoOneマーケティングの重要性

OnetoOne(ワン トゥ ワン)マーケティングとは「顧客ひとりひとりに合わせたマーケティング」を言います。例えばメールマーケティングを例にあげてみましょう

メールマーケティング

onetoone_メールマーケティング
従来のメールマーケティングでは同じ内容のメールを一斉送信するのが主流でした。配信可能な顧客全てに配信しても一定の成果があったからです。しかし、近年ではその手法が通用しなくなりました。顧客全てに同じメールを配信するということは、内容によっては興味のない人にまで届けてしまう可能性があるからです。その結果、メルマガの解約数も増え、必然的に配信リストのボリュームも減少していきます。

それに対してOnetoOneマーケティングは顧客ひとりひとりに合わせたメールを配信することができます。ひとりひとりに合わせたメールを配信することで、顧客はストレスを感じずに自分の興味のあるメールを必要最低限の数だけ受信することができます。その結果、メールの開封率はもちろん、商品購入率も上がります。

しかし、OnetoOneのメールマーケティングには課題が1つあります。残念ながら顧客それぞれに合わせたメールを何十人、何百人と配信するには結構な手間と時間がかかります。そこで登場したのが、マーケティングオートメーションと呼ばれる仕組みです。あらかじめ複数パターンのメールを用意しておく必要はありますが、顧客属性、メールの開封、サイトの訪問など、ありとあらゆる顧客の行動をトリガーとしてあらかじめ設定したメールを任意のタイミングで顧客ごとに自動配信することができます。

物流現場と密接に絡み合うOnetoOneマーケティングとは

OnetoOneマーケティングは何もWEB上に限ったことではありません。もちろん物流現場でもOnetoOneマーケティングを支援する取り組みがあります。良い例が商品発送時のチラシやノベルティの同梱です。

チラシ・ノベルティ同梱制御

OnetoOne_チラシ同梱物制御
健康食品や化粧品を購入した際、チラシが同梱されていた経験はありませんか?もしかするとそのチラシもひとりひとり内容を変えたものだったのかもしれません。

例えばサンプルを希望する顧客には商品サンプルを届けると同時に、商品を初回購入してもらうために、製品の良さや他の愛用者の声などを知らせる必要があります。それらはなかなか商品サンプルだけでは伝えることはできません。確かにメールやWEB広告でもそれらを伝えることはできますが、情報が溢れかえったインターネットの世界では見落とされることも少なくはありません。チラシは紙媒体ではあるものの、サンプルと一緒に実際に手にして目を通してもらえる物ですので、購入を促すにはまだまだ有効な手段です。その結果、商品が売れればまずは第一段階クリアです。

次に初回購入者には継続購入してもらうために、お得なまとめ買いや定期購入の案内を知らせる必要があります。「単品通販と総合通販のロジスティクスの違い その1」の記事でも触れましたが、リピート単品通販はリピーターを増やすことがとても重要なビジスです。リピーターには引き続き継続して購入してもらうために、定期的にアプローチする必要がありますが、時には他の商品を提案するのも忘れてはいけません。また、ここぞという誕生日の月にはささやかなプレゼントとしてクーポンやノベルティを同梱すると、リピート継続率も高い水準で維持できます。

OnetoOneのチラシ同梱の課題

OnetoOneのチラシ同梱はOnetoOneのメールマーケティングと同様、確かな効果は発揮しますがその反面、少しハードルが高いのが現状です。同梱するチラシの種類やセット組みパターンが多ければ多いほど誤出荷する可能性は高くなります。間違ったチラシを送ってしまうと、顧客はストレスを感じてしまいます。自分の興味のないチラシは捨てるしかありません。そのようなことが続くとせっかく獲得した顧客も離れていってしまいます。

OnetoOneのチラシ同梱を実現するためには

OnetoOneのチラシ同梱、ノベルティ同梱を実現するにはそれ相応のシステムが必要になります。受注情報は完全にバーコードで管理され、その管理バーコードに紐づいて商品と同梱物がデータ上でセットされます。そこからは単純であれば人の手で、複雑であれば機械で同梱処理を行います。メールのマーケティングオートメーションのように完全自動処理を行うことで、高い精度とコストダウンを実現します。

まとめ

いかがでしたでしょうか?2回に渡って単品通販と総合通販のロジスティクスの違いを解説いたしましたが、特に単品通販にはそれ特有の物流オペレーションが発生します。それもやはり商品を販売する販促支援が目的で、まさに販促と物流の融合が織り成す技でございます。もし、リピート単品通販の発送代行にご興味がございましたら、下記よりご確認いただければ幸いです。

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