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2021/09/27 カテゴリ:物流業務について

トレーサビリティとは?食品等の流通業界で導入される安全・安心を実現する追跡システム


トレーサビリティとは

製造業といっても食品や家電、自動車など様々な業界がありますが、共通して重要視されるのが安全安心です。例えば食の話だと、2002年9月に日本初となるBSE(牛海綿状脳症)が発見されたのをきっかけに牛肉の消費が急激に減少しました。そこで安全の確保のために特定危険部位(脳など)の除去や全頭検査が行われるようになり、安心の確保のために科学的知見の蓄積や生産・流通過程の透明性確保などが行われるようになりました。そこで本日は生産・流通過程の透明性確保において非常に重要なトレーサビリティについて解説いたします。

トレーサビリティとは

トレーサビリティとは
トレーサビリティは英語では跡を意味するtraceと能力を意味するabilityの2つを掛け合わせたtraceabilityと表記されます。日本語では追跡可能性と訳されます。原材料の出所や製造元・販売先などの記録により、製品の情報を把握できるようにする仕組みのことで、問題が生じた際の原因究明や製品の追跡回収、消費者から生産者までの経路を明らかにすることで、製品の安全性や品質・表示に対する信頼を確保する目的があります。トレーサビリティにはトレースフォワードトレースバックの二種類が存在します。

トレースフォワード

トレースフォワードとは生産者から消費者に向かって製品を特定することです。例えば製造段階で何か問題が発見された場合はすでに市場に出回ってしまった製品がどのような経路で流通したのかを特定する必要があります。

トレースバック

トレースバックはトレースフォワードの逆で消費者から生産者に向かって製品を特定することです。製品に付与されたロットナンバーや工程を調査することで、「いつ」「だれに」「どこで」「どのように」製造されたのかを特定することができます。

トレーサビリティの範囲

内部トレーサビリティ
トレーサビリティにはサプライチェーンを構成する複数の企業間で実施するチェーントレーサビリティと企業や工場、物流の拠点ごとに個別で実施される内部トレーサビリティがあります。通常、トレーサビリティと言うと前者のチェーントレーサビリティを指します。実はこのチェーントレーサビリティには消費者にもメリットがあり、製品の生産者や流通経路を特定することができます。身近に体験できるところでいうとスーパーマーケットがそれに当たります。冒頭で話題に触れた牛肉はもちろん、魚や野菜などにも適用されており、「どこで生まれた」「誰が育てた」「どのように育てた」をラベル記載のロット番号からトレースできます。

トレーサビリティを実現するためのブロックチェーン

トレーサビリティを実際に機能させるにはブロックチェーンが必要不可欠です。ブロックチェーンは英語でblockchainと表記され、日本語では分散型台帳技術と訳されます。ブロックチェーンとはサプライチェーンを構成する複数の企業間でトレーサビリティを実現するための情報を共有することです。

ブロックチェーンは仮想通貨にも利用されているネットワーク上の複数のコンピュータに存在するデータを同期させて記録する技術が使用されているのですが、取引履歴の改ざんを防ぐ効果もあります。というのもこれまでは個々の企業が個別に作業履歴や取引履歴を記録していたのですが、主には紙による記録で簡単に改善されてしまう課題がありました。安全と安心を実現するために必要なことはもし万が一製品に不良が発見されたとしても隠蔽せずに真実を受けとめて改善していくことにあります。そのため、ブロックチェーンはどの業界にも求められ、結果的に導入されることになりました。

トレーサビリティを導入するメリット

トレーサビリティには多くのメリットが存在します。

製品のリスク管理

製品に何か問題があることが発覚した場合は直ちに原因調査を行う必要がありますが、トレーサビリティを実施していれば迅速に原因を追究することが可能です。時に製品を回収する必要も出てきますが、予め製品にロットナンバーを付与しておけば「問題が特定のロットにしか存在しない」と判明した場合に該当するロットのみ回収すれば良いため、全品回収のリスクが軽減されます。

作業の効率化・品質向上

企業が内部トレーサビリティを実施している場合、企業内のすべての工程を調査することが可能です。「材料や部品をどこから調達したのか」「調達した材料や部品がどのロットナンバーの製品に使用されているのか」「最終的にどこに納品されたのか」などを管理することで何か問題があった場合はすぐに原因を追究し、改善することで品質を向上させることが可能です。また、リードタイムが長期化してしまっている場合はボトルネックがどこにあるのか判断することができるため、集中的に業務改善することで作業の効率化にも取り組むことが可能です。

顧客満足度の向上

消費者の中には「生産者が誰なのか分からないと買わない」と言った方もいることでしょう。やはり消費者が望んでいることは安心と安全です。トレーサビリティを実施することで、消費者に明確に安心と安全を訴えることができるので、顧客満足度の向上につながります。

ブランド力の向上

トレーサビリティを実施するということは、企業のビジネスの透明性を高めることに繋がるため、消費者に受け入れられやすくなります。また、まだトレーサビリティを実施していない企業と明確に差別化できることから自社のブランド力が向上します。さらには無断転売や偽造・模造品といった不正流通対策にも効果的です。

トレーサビリティの課題

ここまでトレーサビリティの有効性について解説してきましたが、課題があるのも事実です。

完全に普及したとは言えない現状

農林水産省の令和2年度「生産者等の食品トレーサビリティに関する意識・意向調査結果」によると流通加工業者のうち約8割が入荷や出荷の記録を保存しているものの、内部トレーサビリティについては約過半数が「取組を実施していない」と回答したという結果になりました。
生産者等の食品トレーサビリティに関する意識・意向調査結果グラフ

入荷した原料又は製品を加工工程の中でどの製品に使用し、どこに出荷・販売したか対応付ける記録の保存(内部トレーサビリティ)の取組については、「取組を実施している」と回答した割合は 45.1%で、「取組を実施していない」と回答した割合は 54.9%であった。これを業種別にみると、食品製造業と食品卸売業では、「取組を実施している」と回答した割合が5割を超えている。入荷した製品を消費者に提供する食品小売業と外食産業では、「取組を実施していない」と回答した割合が6割を超えている。

(参考:農林水産省「生産者等の食品トレーサビリティに関する意識・意向調査結果」

企業同士で認識が異なる

トレーサビリティ、特にチェーントレーサビリティを確立するためには複数の企業で導入するシステムを構築、もしくは選定する必要があります。つまり単独の企業だけではチェーントレーサビリティを実現することができません。しかしながら、生産・物流・販売等の立場や価値観の違う企業の間にはそれぞれの認識に多少なりとも違いやズレがある場合が多く、それらがチェーントレーサビリティを実現するための足枷になっている事実は否めません。

コストがかかる

トレーサビリティは安心や安全を実現するために必要な仕組みですが、直接的に売上を拡大するものではありません。もちろん製品に問題があった際の原因追及ができるため長期的にみると多少なりとも売上の拡大には貢献しているのですが、短期的にみると費用対効果が見えにくい部分があります。そのため、導入に踏み切れない事業者も多のも事実です。

トレーサビリティに利用されるバーコード

トレーサビリティを実現するためのシステムはいろいろとありますが、ほとんどの場合、一次元バーコード二次元バーコードが利用されています。トレーサビリティでは各工程で作業の履歴を取り、データを一元で管理することが重要です。バーコードを利用すれば、ハンディターミナル(業務端末)でバーコードを読み取るだけで、簡単に情報を取得することができます。トレーサビリティでは製品が「いつ」「どこで」「誰」に作られたのかを記録する必要がありますが、製品をバーコード管理することで自動で日付情報を付与することができるため、日付の管理が容易にできます。また、人が手書きで台帳に記録する場合、どうしても記入漏れ・記入ミスなどが発生する可能性がありますが、ハンディーターミナルによるバーコードスキャンであればミスを削減することが可能です。

バーコードは倉庫管理にも有効

バーコードは倉庫管理における検品作業にも活用されており、入出荷やロケーション管理、ピッキングや棚卸等の倉庫作業の場面で役立ちます。WMSと呼ばれる倉庫管理システムを導入することで、製品をアナログではなくデジタルに管理することができるので、物流倉庫内の製品の流れを記録することができます。他にもヒューマンエラーによる誤出荷を防止したり、蓄積されたデータをもとに作業のムダを見える化することで、作業の効率化を図ることができます。WMSの中にはバーコード発行機能やロット管理機能、消費期限管理機能等が備わっているものもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?製品をバーコード管理することはトレーサビリティを実現するための第一歩です。また、製品にバーコードが付与されていれば単にトレーサビリティを実現するだけではなく、倉庫管理を効率化することが可能です。

弊社トミーズコーポレーションがサービス提供しているクラウドWMS「BEELOGI(ビーロジ)」は倉庫管理システムです。ハンディーターミナルにスマートフォンを採用することで本来高額になりがちな導入コストを大幅に下げることに成功しました。また、WiFiが無い場合でも4Gや5Gなどの携帯端末回線(SIMカード)を利用することで「いつ」「どこでも」利用できるシステムになっています。トレーサビリティ実現のためにバーコードの導入をご検討の際には一緒にWMS(倉庫管理システム)の導入もご検討よろしくお願いいたします。

製品のバーコード管理ならクラウドWMS「BEELOGI(ビーロジ)」

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