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公開日: 2018/12/03

物流品質とは何か?機能別のチェックポイント

カテゴリ:物流業務について

物流品質のチェックポイント

食品や衣類品などの物品に品質があるように、物流にも品質は存在します。近年の企業にとって、物流が見直されている背景から物流改善は企業課題であり、物流品質を上げることは企業の売上アップや物流コスト削減にも貢献するため、最重要項目として位置付けられています。本日は物流品質を上げるためのポイントを6つの物流機能に併せて紹介致します。

物流品質とは

物流品質とは、サービスの質であり、作業の質を指します。当然質が悪いとミスや事故が起こる原因になります。そのため、常に品質をチェックする必要があります。

機能別の品質チェックポイント

6つの機能とチェックポイント
それでは6つの物流機能ごとに考えてみましょう。

包装

包装資材や緩衝材の種類・サイズ、強度や形状によって品質は左右されます。最適な包装資材が使われているか、最小の資材と費用で十分な強度の梱包が行われているかなどがチェックポイントです。もし仮に、これらの品質が低下している場合は、大切な物品が破損してしまう可能性があります。事故が起こらないようにするためにも、前もって準備しなければいけません。

輸送

輸送機材やラッシングの方法など適切に選定する必要があります。積載効率は最大か、指定到着時間は守られているか、輸送事故がないかどうか、誤配送は極限まで抑えられているかなどがチェックポイントです。輸送には外部要因もあることから、100%満足できる物流品質を確実に担保するのは事実上不可能ですが、常にそれに近い状態を維持する事が大切です。

保管

倉庫、保管用ラック、マテハン機器など物品に合わせた選定が必要です。在庫管理としての精度や棚卸しの精度、保管費用が抑えられているかなどがチェックポイントです。

荷役

検品や出荷の精度はもちろん、作業スピードや汚破損率、生産性が求められます。

流通加工

検針器やX線検査機、キャラメル包装機などいわゆる流通加工用機器の選定が重要です。作業の正確性やスピード、高いコストパフォーマンスが求められます。

情報

WMS(倉庫管理システム)やTMS(輸配送管理システム)の有無、能力によって品質は大きく左右されます。それらの導入時には通信速度やバックアップ機能、利便性などを考慮した上で選定する必要があります。

品質管理と分析

倉庫での測定
物流品質は定期的にチェックするなど継続して管理していく必要があります。それは一度、基準の物流品質を設定したとしても、実際の物流品質がいつかどこかでその基準を下回ってしまう恐れがあるからです。そのため、責任者を立てて常に監視するとともに、基準を上回っているかどうかチェックする必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
運送会社の契約運賃や倉庫スタッフの人件費といった物流コストが年々上昇傾向にあることから、誤出荷や事故を防ぐためにも、物流品質を上げることは企業の最重要課題とも言えます。自社の物流品質を上げたいけど、具体的な方法が分からない方はお気軽にお問い合わせ下さい。トミーズの物流コンサルタントがお客様の課題を解決するために全力でサポートさせて頂きます。

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