物流現場の問題点と改善策その2〜保管編〜

今回は前回の(物流現場の問題点と改善策その1〜入出荷編〜)に引き続き「物流現場の改善」の中から保管に焦点をおいて考えてみたいと思います。商品を保管するには、それ相応の保管場所が必要です。保管の方法も少し間違ってしまうと結果的に無駄が多くなってしまう場合があります。まずは問題点から見ていきましょう。
目次
保管における問題点
・保管スペースが狭い
・保管場所が分かりづらい
・保管スペースが多い(家賃がかかる)
・受注時に在庫をきらしてしまう
解決すべき課題
・置き場所が統一されていない
・商品にあった保管サイズが把握されていない
・無駄なスペースが発生してしまっている
・売れ筋品番が在庫薄で、廃盤商品が放置されている
改善内容
・現品管理の徹底
・レイアウト変更
・ロケーション管理
・保管間口変更
改善対策事例
・ロケーション管理による在庫管理の徹底
・出荷頻度を考慮した保管場所の変更
・取扱商品に応じた棚間口や棚の高さの設定
・マテハンの有効活用(物流業務を効率化するために用いられる作業機械の総称)
・在庫量管理、滞流品廃棄基準の設定
改善効果
・在庫情報把握
・保管効率向上
・保管スペース削減
物流業務の中でも特に改善すべき点が保管方法です。上記項目のようなことができていないと、結果的に商品を保管するためのスペース(坪数)が大きくなり、倉庫家賃のコスト増に直結いたします。これは何よりも痛手です。実際に弊社のクライアント様の倉庫でも、弊社が物流コンサルティングさせていただいた事により、現状の半分の保管スペースで在庫管理することができた実例もございます。
物流業務のアウトソーシングはもちろん、自社物流を改善したいお客様には「物流コンサルタント」を派遣させて頂きます。物流倉庫の保管方法の改善ならお任せください!
次回は物流現場の問題点と改善策その3〜ピッキング編〜をお届けします。
