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公開日: 2023/10/17

RPAとは?ECの発送業務を自動化するメリット

カテゴリ:EC通販業務について

「最近RPAってよく聞くけど、イマイチ分かっていない……」とお悩みではありませんか?

RPAは、ありとあらゆる業界で注目されている言葉。
もちろん、それはECおよび物流倉庫にも当てはまります。

そこで今回は、RPAの基礎知識を解説するとともに、活用事例を「一般事務」と「ECの発送業務」の二つに分けて解説します。

RPAとは何か?

RPA(Robotic Process Automation)とは、人間が主にパソコンで処理する事務作業を、コンピュータープログラムによって自動化する技術のことです。

RPAは、特定のルールや指示に従って、データの処理、ファイルの操作、電子メールの送受信などの作業を自動的に実行します。

なお、RPAに使用されるコンピュータープログラムは、「ソフトウェアボット(bot)」と呼ばれることもあるので、一緒に覚えておきましょう。

RPAが注目されている理由

RPAが注目されている理由は、主に以下の5つです。

  • 生産性と品質の向上
  • コスト削減
  • 拡張性が高い
  • 戦略的な業務へのリソース移動
  • 競争優位性の確立
  • それぞれ解説します。

    生産性と品質の向上

    RPAでルーチンな業務プロセスが自動化されることによって、従来は必要とされていた作業時間が削減されます。
    また、作業の自動化はヒューマンエラーを防止することも可能です。

    作業プロセス全体が迅速かつ精密に実行され、生産性と品質が同時に向上するでしょう。

    コスト削減

    RPAの導入により、コストを削減できます。
    自動化されたプロセスは、24時間体制で稼働することが可能。

    その結果、労働者の給与や福利厚生費用を削減できるのです。

    拡張性が高い

    RPAは拡張性が高いです。
    新しいコンピュータープログラムを追加することで、需要に応じて処理能力を拡張できます。

    つまり、業務の成長に迅速に対応できるのです。

    戦略的な業務へのリソース移動

    RPAの自動化によって削減した作業時間は、商品企画や販促活動などに回せます。

    戦略的な業務へリソースを移動できることは、企業にとって大きなメリットです。

    競争優位性の確立

    RPAの導入により、企業は競合他社に対して競争上の優位性を確立できます。

    迅速かつ正確なプロセスの実行は、顧客サービスの向上や市場でリーダーシップを発揮するのに貢献するでしょう。

    RPAの活用事例(一般事務)

    ここでは、事務作業でよくある以下3つのシーンをもとに、RPAの活用事例を紹介します。

  • Excelファイルのデータ整理
  • 電子メールの自動応答
  • Webフォームの入力
  • Excelファイルのデータ整理

    RPAは、Excelファイル内のデータ処理を自動化するのに役立ちます。

    たとえば、RPAが指定されたルールに従ってデータを抽出し、フォーマットを整え、必要な計算を行ったうえで、その結果を新しいExcelファイルに保存することが可能です。

    電子メールの自動応答

    RPAの活用により、受信した電子メールに自動返信できます。

    たとえば、カスタマーサポート宛てに届いた電子メールに対して、RPAが事前に設定されたテンプレートを元に、自動で返信メールを作って送信することが可能です。

    迅速な対応ができれば、顧客満足度の向上にも繋がるでしょう。

    Webフォームの入力

    RPAは、Webフォームの入力を自動化できます。

    たとえば、オンラインの申し込みフォームに必要な情報を入力する場合、RPAボットは指定された情報を収集し、フォームに自動入力することが可能です。

    これにより、迅速かつ高精度なデータ入力が実現できるでしょう。

    RPAの活用事例(ECの発送業務)

    次に、ECの発送業務におけるRPAの活用事例を紹介します。

    まず前提として、ECの発送業務では、大別して以下2つの作業が必要ですよね。

  • 受注処理(注文確認、メールの送信、決済処理、出荷データの出力など)
  • 倉庫内作業(ピッキング、梱包、集荷業者への引き渡しなど)
  • 受注処理は、基本的に「ECモール」や「ECカート」などのシステム内で実施します。
    複数のECサイトを運営している企業であれば、「EC一元管理システム」を用いる場合もあるでしょう。

    倉庫内作業は、「WMS(倉庫管理システム)」を用いるのが一般的です。
    ハンディーターミナルと呼ばれる業務端末で、商品のバーコードをスキャンすることにより、倉庫内の作業が正確かつスピーディーにこなせるようになります。

    RPAは、この「EC一元管理システム」と「WMS(倉庫管理システム)」の両方に導入されています。

    それでは、具体的にそれぞれのRPAの活用事例を見ていきましょう。

    EC一元管理システムの場合

    ECの受注処理には、主に以下の作業があります。

  • 新規注文の確認
  • サンクスメールの送信
  • 決済処理
  • 注文に対する「発送ステータス」or「保留ステータス」の振り分け
  • 倉庫への出荷指示
  • 出荷完了メールの送信
  • これらは、基本的に人間が目視で実施する作業です。

    しかし、RPAが導入されているEC一元管理システムであれば、これらの作業を自動化できます。
    あらかじめ条件を登録しておくことで、それに応じた処理を自動で施すようになるのです。

    イレギュラーな注文以外は、自動で倉庫への出荷指示が出せるようになるので、人件費を削減できます。
    近年は、人材の獲得もなかなか難しいですよね。

    このようにRPAで受注処理を自動化できれば、企業の成長戦略もより立てやすくなるでしょう。

    WMS(倉庫管理システム)の場合

    倉庫内作業には、主に以下の作業があります。

  • 出荷データの受信
  • 在庫引き当て
  • 納品書、送り状、ピッキングリストの印刷
  • ピッキング
  • 梱包
  • 集荷業者への引き渡し
  • 出荷実績データの戻し(送り状番号含む)
  • RPAを活用すれば、大半を自動化できます。
    ピッキング、梱包、集荷業者への引き渡しなど、人の手が必要になる場面以外は、基本的に自動で処理できるでしょう。

    つまり、午前中など早い時間から商品のピッキングや梱包が可能になるのです。

    時間を有効活用できれば、1日の出荷数を増やせますよね。
    企業にとって、売上を拡大するのに貢献するでしょう。

    物流アウトソーシングならRPA導入のトミーズへ

    物流のアウトソーシングを検討しているなら、弊社トミーズコーポレーションがおすすめです。

    RPAをWMS(倉庫管理システム)に導入しており、倉庫内作業に対してスピード正確性に自信があります。

    なお、物流のアウトソーシングについては、以下の記事で解説しているので、イメージできない方は一度ご覧になってみてください。

    まとめ

    この記事では、RPAについて解説しました。

    RPAは上手く活用すると、自社のビジネスを成長させるために重要な役割を果たしてくれます。

    発送代行業者を検討するときも、一度RPAについて注目してみてください。

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