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TOPスタッフブログ会社案内【動画公開】第2回:越境ECの成長が止まらない3つの理由を解説|今なぜ海外販売が注目されるのか?

公開日: 2025/11/21
更新日: 2025/12/08

【動画公開】第2回:越境ECの成長が止まらない3つの理由を解説|今なぜ海外販売が注目されるのか?

カテゴリ:会社案内

動画はこちらから

越境ECとは?

越境ECとは、国境を超えて商品を販売・購入するインターネット取引を指します。

  • 日本の商品を海外の消費者へ販売する
  • 海外の商品を日本国内の消費者へ販売・輸入する

以前は大企業中心のビジネスモデルというイメージもありましたが、現在はプラットフォームや物流環境の整備により、中小企業や個人事業主でも十分に参入できる領域となっています。

越境ECの成長が止まらない3つの理由

越境ECの急拡大の背景には、主に次の3つの要因があります。

  • 国内マーケットの縮小により「海外へ売る」意識が加速している
  • ECプラットフォームと物流インフラの整備で参入障壁が大きく下がった
  • SNSとデジタルマーケティングにより世界中へ直接アプローチできるようになった

① 国内マーケット縮小により “海外へ売る” 意識が加速

日本は少子高齢化の影響により、消費人口の減少とともに国内マーケットの成長余地が小さくなっています。その結果、「国内だけでは売上の伸びが限られる」という認識が強まり、多くの企業が海外市場へ目を向け始めています。

一方で、北米やアジア諸国などでは若年層を中心に購買力が伸びており、日本製品に対して次のような価値が評価されています。

  • 高い品質
  • 優れた安全性
  • デザイン性や世界観の独自性

こうしたニーズと、日本企業の強みが噛み合うことで、「国内の頭打ちを海外での売上拡大で補う」という戦略がごく自然な選択肢になりつつあります。

② ECプラットフォームと物流の整備で参入障壁が低下

かつて海外販売は、言語・決済・通関・物流など多くのハードルがあり、中小企業には手を出しづらい領域でした。しかし、ここ数年で環境が大きく変わっています。

▼ プラットフォームの進化

現在は次のようなプラットフォームが充実しており、誰でも比較的簡単に越境ECをスタートできるようになりました。

  • Amazon グローバル、eBay などのモール型プラットフォーム
  • Shopify を活用した自社ECの海外展開
  • 海外向け決済機能や多通貨対応の標準搭載
  • 自動翻訳や多言語対応アプリとの連携

これにより、従来は海外拠点や現地法人がないと難しかった販売も、国内からオンライン完結で構築できる環境が整っています。

▼ 物流インフラの改善とデジタル化

物流面でも、越境ECに特化したサービスや国際配送ネットワークが整備されてきました。

  • DHL・FedEx・UPS などによる国際配送サービスの多様化
  • 通関業務やインボイス作成のオンライン対応
  • 越境EC専用料金プランや小型貨物向けプランの登場

以前は「複雑でコスト高」なイメージが強かった物流も、現在はビジネスチャンスを広げるインフラへと変化しています。

③ SNS・デジタルマーケティングで世界へ直接アプローチ

越境ECで成果を上げるには、「どこで・誰に・どう見せるか」というマーケティングが欠かせません。近年は、SNSとデジタルマーケティングの普及により、日本から世界中のユーザーに直接リーチすることが可能になっています。

▼ 世界中にダイレクトに届く発信チャネル

  • Instagram:ビジュアル重視の商品・ブランド訴求に最適
  • TikTok:ショート動画で世界中の消費者へリーチ
  • YouTube:ストーリーやブランドの背景を伝える中長尺コンテンツ

広告運用を組み合わせることで、国やエリア、年齢層、興味関心などを細かく絞った配信も可能です。

▼ ニッチな日本製品でも海外でヒットする時代

SNSを通じて、「日本独自の世界観」や「細部までこだわったプロダクト」に共感する海外ユーザーが増えています。

  • アニメ・ゲーム文化と親和性の高い雑貨
  • 職人が手掛けるアパレル・革小物
  • 日本ならではの食品・日用品・文房具

マスマーケットではなくても、SNS経由で熱量の高いファンを獲得できれば、ニッチでも成立するビジネスモデルになり得ます。

▼ AIツールで言語の壁を下げる

さらに、AI翻訳・画像生成・字幕生成などのツールを活用することで、日本語以外での発信もハードルが大きく下がりました。

  • 商品画像に多言語のコピーを載せて投稿
  • 商品紹介動画に英語・中国語などの字幕を自動付与
  • 海外ユーザー向けの説明文をAI翻訳で作成

これらを組み合わせることで、「少人数のチームでも海外に向けた発信を継続できる」環境が整っています。

今後の論点は「物流コスト」と「配送ルートの最適化」

越境ECが成長フェーズに入った今、次のステップとして重要になるのが「物流コストの最適化」と「配送ルートの設計」です。

■ 課題① 配送コストの削減

海外送料は国内配送と比べてどうしても割高になりがちです。そのため、次のような設計が利益率を大きく左右します。

  • どの国・エリアに、どの配送手段を採用するか
  • 梱包サイズ・重量をどう最適化するか
  • 送料無料ラインや国別送料のルール設計

■ 課題② 国・商品に応じた配送業者の選定

最適な配送手段は、商品特性や発送先によっても変わります。イメージとしては、次のような考え方が一例です。

ケース 検討の方向性(例)
軽くて小さい商品を世界中に発送 小型貨物向けの国際配送サービスや、越境EC専用プランを検討
重量物や高単価商品を安定的に配送 FedEx・UPS など、実績と追跡精度の高いキャリアを軸に検討
アジア圏へのまとまったロット発送 EMSや、特定エリア向けに強いフォワーダーとの組み合わせを検討

実際には、取り扱い商材・販売チャネル・注文ボリュームなどを踏まえて、「自社にとって最も合理的な配送設計」を行う必要があります。

越境ECに取り組む企業様へ

越境ECは、市場規模の拡大・高付加価値での販売・ブランド認知向上など、多くのメリットをもたらします。

一方で、出荷拠点・在庫管理・通関・送料設計・返品対応など、物流面の設計を誤るとコストが膨らみ、利益が出にくくなるリスクもあります。

トミーズコーポレーションでは、国内倉庫運営から海外発送、越境EC向け物流設計までワンストップで支援しています。

ご相談いただけるテーマ(例)

  • 海外送料・料金体系の設計
  • 国別・エリア別の最適な配送手段の選定
  • 国内倉庫~海外配送までの一気通貫フロー構築
  • ECモール・Shopify 等との在庫・出荷連携

すでに越境ECにチャレンジされている企業様はもちろん、「これから始めたい」「興味はあるが何から手をつけてよいか分からない」といった段階でも大歓迎です。現状をヒアリングした上で、貴社のフェーズに合ったご提案をさせていただきます。

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越境ECの配送コスト・在庫戦略を最適化します

越境ECの物流方針でお悩みの際は、お気軽にご相談ください。
今後も、「トミーズ物流TIMES」では現場目線の情報をお届けしてまいります。

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