自社の商品の発送からECサイトを運営して軌道に乗り始めると必ずと言っていいほどぶつかってしまう壁の発送業務。ホームセンターや量販店、さらには通販サイトからお客様(消費者)の発送まで様々な発送経路があります。

しかし、発送業務ばかりに時間を取られてしまい発送業務が足を引っ張ってしまい売上増加に中々つながらないこともしばしばあると思います。そんな時に便利なサービスが発送代行サービスです。

今回は発送代行サービスとはどのようなサービスなのか、さらに発送代行サービスを利用するメリット、デメリットについても紹介します。

発送代行のサービスとは

発送代行サービスとは荷物の発送などの物流関係を代行してくれるサービスであり、サービス内容は会社により様々ですが、発送だけしてくれるサービスを提供している会社もあれば、商品の入荷から検品まで一括に頼めるところまで様々です。

サービスが豊富な所は単価が高かったりと料金面でも関係してくるため、ご利用の際はどのくらいの業務を任せたいのか、料金をどのくらいに抑えたいのかをしっかりと計画をして利用することが大切です。

発送代行が人気になった理由

今や発送代行サービスの規模はかなり大きくなり、専門業者以外にもホームセンター等もサービスを提供しています。ここまで急成長を遂げられたのにはネット文化が関係しています。今や買い物を行う際にはインターネットを使いECサイト1つで事足りるようになりました。

すると必然的に消費者自身で商品を持ち帰るのではなく、消費者の下に商品を届けることが多くなります。そんなEC業界の発展が発送代行サービスの規模を大きくした要因です。

発送代行サービス3つのメリット

発送代行サービスを利用するメリットは大きく3つあります。

発送業務以外に注力できる

発送代行サービスを利用することによって起こりうる最大のメリットと言えば、いままで発送業務が忙しく滞ってしまっていたその他業務への注力です。今までは発送業務に追われてしまい中々販促活動や商品開発、またはバックエンド業務など業績アップには欠かせないはず活動を、発送代行サービスを利用することにより、今までよりも余裕を持って活動、対応ができ業績アップにもつながるでしょう。

コスト削減に効果的

発送代行サービスを利用することにより、発送のコストを抑えられる点が挙げられます。そして発送コストの削減は発送する商品などが多ければ多いほどコストが下がる傾向があり、今までに割いていた発送業務での人件費から自社で契約している倉庫の規模を縮小させられるなど根本的な部分でもコスト削減につながります。

発送の質の安定性

商品の質というのは、商品の品質以外にも到着した状態にも関係します。商品の質が安定していないと、自社の評判に関り会社にとっては大きなマイナス要素でしかありません。大手発送代行サービスなどでは発送業務を専門としている為、必然的に発送の質は安定しており、万が一の損失の際には補償してくれる発送代行サービス業者も多いため、発送ミスによる経費削減に関してもメリットがあります。

発送代行サービスのデメリット

メリットがある反面、発送代行サービスにもデメリットがあります。

顧客等の情報流出の危険性

発送代行サービスは非常にメリットが多く、利用している会社や個人事業主がいますが、デメリットも当然存在します。自社の顧客などの情報は極秘内容であり、通常社外に漏洩することはあってはなりません。しかし、発送代行を利用するということは発送先の顧客などの情報を発送代行業者と共有することになります。すると必然的に顧客情報などが流出してしまう可能性は高くなってしまいます。

一度発送を外注すると自社での発送が難しくなる

発送代行サービスを一度利用してしまうと考えられるのは、自社の発送体制が整ったからといって発送代行サービスを終了して自社で発送する際に、自社の商品などの梱包、発送業務のノウハウがなく結果発送業務にまた追われる日々が訪れてしまうことです。

発送代行を利用して物流コストの削減を

以上、ホームセンターなどでも行われている発送代行サービスの内容や発送代行サービスを利用する上でのメリット、デメリットを紹介しました。発送代行サービスはコストの削減から売上アップにつながるなど魅力あるメリットがたくさんありますが、顧客情報流出の危険性などデメリットにも気を使い、任せたい業務などをしっかりと計画立て利用しましょう。