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公開日: 2026/09/18

物流代行とは?業務内容や発送代行との違い、導入のポイントを分かりやすく解説


ECや通販事業が成長すると、商品の入荷や保管、在庫管理、梱包、発送といった物流業務の負担も大きくなります。

「注文が増えて発送作業が追いつかない」
「在庫管理が複雑になってきた」
「物流業務に人員を取られ、本来の業務に集中できない」

こうした課題を解決する方法の一つが「物流代行」です。物流代行を利用すれば、商品の入荷から保管、ピッキング、梱包、出荷まで、自社で行っていた物流業務の一部または全部を専門会社へ委託できます。一方で、「配送代行」「発送代行」「物流アウトソーシング」など似た言葉もあり、違いが分かりにくいことがあります。本記事では、物流代行の業務内容や発送代行・配送代行との違い、物流代行会社の種類、自社に合ったサービスの選び方について分かりやすく解説します。

物流代行とは?

物流代行とは、商品の入荷、検品、保管、在庫管理、ピッキング、梱包、出荷などの物流業務を、外部の物流会社へ委託するサービスです。物流業務は、単に商品を発送するだけではありません。商品が倉庫へ到着してから購入者や店舗へ出荷されるまでには、入荷検品、棚入れ、在庫管理、ピッキング、出荷検品、梱包など多くの工程があります。出荷件数が少ないうちは自社で対応できても、売上の増加に伴って注文数やSKU数が増えると、保管スペースや人員の確保、在庫管理、誤出荷対策などの負担も増えていきます。さらに自社ECだけでなく、Amazonや楽天市場などのモール、店舗、卸、量販店など販売先が増えると、物流業務はより複雑になります。物流代行は、こうした物流業務を専門会社へ任せ、自社の物流体制を補完するためのサービスです。ただし、「物流代行」という名称でも対応できる業務は会社によって異なります。発送中心の会社もあれば、物流加工やBtoB出荷、返品、システム連携まで対応できる会社もあるため、サービス名だけでなく実際の対応範囲を確認することが重要です。

物流代行を委託できる具体的な業務

物流代行会社へ委託できる代表的な業務は以下の通りです。

業務 主な内容
入荷・検品 商品を受け取り、数量・品番・状態などを確認します。
棚入れ・保管 商品を倉庫内の所定の場所へ格納し、保管します。
在庫管理 入出庫による在庫数や商品の保管場所を管理します。
ピッキング・検品 出荷指示に基づいて商品を取り出し、注文内容と照合します。
流通加工 値札・ラベル貼り、セット組み、封入などを行います。
梱包・出荷 商品を梱包し、送り状を発行して運送会社へ引き渡します。
返品対応 返品商品の受け入れ、状態確認、再入庫などを行います。

物流会社によっては、ギフトラッピングや同梱物管理、検針、ネーム付け替え、店舗別仕分けなどにも対応しています。特にアパレルや雑貨、量販店向け物流では、通常の入出荷以外にもさまざまな作業が発生するため、「どのような付帯作業まで任せられるか」も確認しておきましょう。

配送代行・発送代行・物流代行との違いは?

配送代行・発送代行・物流代行は、主に対応する物流工程が異なります。簡単に整理すると、

配送代行=商品を「届ける」
発送代行=商品を「出荷する」
物流代行=入荷から出荷まで「物流全体を任せる」

という違いがあります。

サービス 中心となる業務 向いているケース
配送代行 集荷・輸送・配達 商品の輸送だけを任せたい場合
発送代行 ピッキング・梱包・送り状発行・発送 ECなどの出荷作業を任せたい場合
物流代行 入荷・保管・在庫管理・加工・出荷 物流業務を幅広く任せたい場合

配送代行とは?

配送代行とは、荷物の集荷や輸送、配達などを外部へ委託するサービスです。自社倉庫でピッキングや梱包まで行い、その後の輸送だけを運送会社へ任せるケースなどが該当します。宅配便だけでなく、企業間配送、ルート配送、チャーター便なども配送代行に含まれます。

発送代行とは?

発送代行とは、商品のピッキング、出荷検品、梱包、送り状発行など、発送に関する業務を委託するサービスです。特にECや通販で利用されることが多く、受注データをもとに商品を出荷できる状態にして運送会社へ引き渡します。ただし、発送代行という名称でも、商品の保管や在庫管理まで対応している会社があります。

物流代行とは?

物流代行は、発送業務だけでなく、その前工程となる入荷、検品、保管、在庫管理なども含めて委託するサービスです。必要に応じて物流加工や返品、BtoB出荷なども組み合わせられます。ただし、これらの名称に明確な業界共通の定義があるわけではありません。「発送代行」という名称でも物流全体を任せられる会社もあるため、実際にどの工程まで対応しているのかを確認することが重要です。

物流アウトソーシングとの違いは?

「物流代行」と「物流アウトソーシング」は、実務上ほぼ同じ意味で使われることがあります。どちらも、自社で行っている物流業務を外部へ委託する点では共通しています。違いを整理すると、物流代行は「具体的な物流サービス」、物流アウトソーシングは「物流機能を外部へ委託するという考え方」というニュアンスがあります。

用語 意味・使われ方
物流代行 入荷・保管・出荷など具体的な物流作業を代行するサービス
物流アウトソーシング 物流機能の一部または全部を外部へ委託する運営方法
3PL 物流業務に加えて、物流設計や改善提案まで担う形態

例えば、「商品の保管や発送を外部へ任せたい」とサービスを探す場合には物流代行、「自社物流から外部委託へ切り替えたい」と物流体制全体を検討する場合には物流アウトソーシングという表現が使われる傾向があります。ただし、明確な境界線があるわけではありません。物流会社を選ぶ際には、名称ではなく、対応業務、商材、BtoB・BtoC対応、システム連携、物流加工などのサービス内容を比較しましょう。物流アウトソーシングと自社物流の違いや、メリット・デメリット、費用について詳しく知りたい方は、関連記事「物流アウトソーシングとは?メリット・デメリットや費用相場、自社物流との違いを解説」もあわせてご覧ください。

物流アウトソーシングとは?メリット・デメリットや費用相場、自社物流との違いを解説

物流代行会社の主な種類

物流代行会社には、EC発送に強い会社、BtoB物流に強い会社、物流加工に強い会社など、さまざまなタイプがあります。料金だけでなく、自社の商品や出荷方法に合った会社を選ぶことが重要です。

倉庫・物流業務を一括して行うタイプ

入荷、検品、保管、在庫管理、ピッキング、梱包、出荷までを一つの拠点で対応するタイプです。物流業務全体を外部へ任せたい企業に適しています。

EC・通販物流に強いタイプ

自社EC、Amazon、楽天市場など、EC・通販商品の発送を得意とするタイプです。多品種少量の注文処理、バーコード検品、同梱物、ギフト、複数ECサイトとのシステム連携などへの対応力がポイントになります。

BtoB・店舗向け物流に強いタイプ

メーカー、卸、小売店、量販店、百貨店などへの出荷を得意とするタイプです。店舗別仕分けや指定伝票、値札、ラベル、梱包方法など、納品先ごとのルールに対応できることが重要です。

流通加工に強いタイプ

商品の保管・発送だけでなく、検品、検針、値札付け、ラベル貼り、ネーム付け、セット組みなどにも対応するタイプです。アパレルや雑貨など、出荷前に加工が発生しやすい商品に向いています。

3PL・物流改善提案型

物流作業の代行に加え、物流拠点、在庫配置、システム、配送方法など、物流全体の改善を提案するタイプです。複数拠点の集約やBtoB・BtoC在庫の一元化など、物流体制そのものを見直したい企業に適しています。

タイプ 向いている企業
倉庫・物流一括型 物流業務全般を任せたい企業
EC・通販型 EC・D2C事業者
BtoB物流型 メーカー・卸・小売事業者
流通加工型 アパレル・雑貨など加工が必要な企業
3PL・改善提案型 物流体制全体を見直したい企業

なお、実際には複数のタイプを兼ねる物流会社もあります。ECとBtoBの両方へ対応できる会社であれば、一つの在庫からEC購入者、店舗、卸先などへ出荷できる場合もあります。

物流代行サービスの選び方~ステップに合わせて~

物流代行会社を選ぶ際には、いきなり料金だけを比較するのではなく、自社の物流課題と委託したい範囲を整理することが重要です。

ステップ1:現在の物流課題を整理する

まず、物流代行を検討する理由を明確にします。

・保管スペースが不足している
・発送作業が追いつかない
・繁忙期に人手が足りない
・誤出荷や在庫差異が発生している
・BtoBとBtoCの在庫が分かれている
・物流加工を別会社へ依頼している

出荷作業だけが課題なら発送代行で解決できる場合があります。一方、在庫管理や保管、加工、システムまで課題がある場合は、物流全体に対応できる会社を検討した方がよいでしょう。

ステップ2:委託する業務範囲を決める

次に、どこまで物流会社へ任せるかを整理します。受注管理は自社で行い保管・発送だけを任せる方法や、入荷から出荷までまとめて任せる方法があります。また、返品、交換、セット組み、ラッピング、急ぎ出荷など、通常時以外に発生する作業についても確認しておきましょう。

ステップ3:商材・出荷先・システムとの相性を確認する

物流会社には得意分野があります。アパレルであればサイズ・カラー別の在庫管理や検品・検針、ECであれば多品種少量の発送、量販店向けであれば店舗別仕分けや指定ラベルなどが必要です。また、ShopifyなどのECカート、Amazonや楽天市場などのモール、OMS、WMSなど、現在使用しているシステムと連携できるかも確認しましょう。複数チャネルで販売している場合は、在庫をどのように一元管理するかも重要です。

ステップ4:今後の事業展開と運用体制を確認する

物流会社は、現在の出荷量だけでなく将来も考えて選びましょう。

・ECモールへ出店する
・卸販売を開始する
・店舗へ出荷する
・海外販売を始める
・取扱商品や出荷件数が増える

このような変化にも対応できる物流会社を選ぶことで、事業成長に伴う物流会社の変更を避けやすくなります。あわせて、出荷締め時間、在庫確認方法、返品対応、繁忙期の対応、問い合わせ方法など、実際の運用についても確認しておきましょう。可能であれば倉庫を見学し、保管方法や作業環境、検品方法などを確認するのもおすすめです。

確認項目 確認ポイント
商材 自社と近い商品の取り扱い実績があるか
出荷先 EC・店舗・卸・量販店など必要な出荷先に対応できるか
物流加工 検品、値札、ラベル、セット組みなどに対応できるか
システム EC・OMSなどと連携できるか
波動対応 繁忙期やセール時にも対応できるか
将来性 販売チャネルや物量が増えても対応できるか

トミーズの強み

トミーズコーポレーションでは、単純な商品の保管・発送だけでなく、物流に関連する複数のサービスを組み合わせたワンストップ物流サービスを提供しています。

BtoB・BtoCの両方に対応

ECや通販などのBtoC物流だけでなく、メーカー、卸、小売店、量販店などへのBtoB物流にも対応しています。そのため、EC購入者への発送と店舗・卸先への出荷を同じ物流拠点から行うなど、複数の販売チャネルを組み合わせた物流体制にも対応できます。

物流加工まで対応

商品の検品・検針、値札やラベル付け、ネーム付け、袋入れなどの物流加工にも対応しています。物流倉庫と加工会社が分かれている場合に発生する、拠点間の商品移動や調整を減らせることがメリットです。特にアパレルや雑貨など、出荷前の加工が多い商材に適しています。

物流システムを含めた運用に対応

物流では、倉庫作業だけでなくシステムによる在庫・入出庫管理も重要です。トミーズコーポレーションでは、WMS「ビーロジ」などを活用し、商品の入出庫や在庫を管理しています。ECだけでなくBtoB物流にも対応しているため、販売チャネルに合わせた物流体制について相談できます。

物流関連サービスをワンストップで組み合わせられる

トミーズコーポレーションでは、
・入庫・保管
・EC発送代行
・BtoB・店舗向け物流
・物流加工
・物流システム
・商品撮影
・プリント
・WEB制作
・越境EC物流
・物流コンサルティング

など、物流を中心としたサービスを提供しています。すべてを利用する必要はなく、必要なサービスを組み合わせることができます。

「EC発送だけ任せたい」
「物流と検品・値札付けをまとめたい」
「ECと卸の在庫をまとめたい」
「現在の物流体制を見直したい」

といった課題に合わせた物流体制をご提案します。

まとめ

物流代行とは、商品の入荷、検品、保管、在庫管理、ピッキング、梱包、出荷などの物流業務を専門会社へ委託するサービスです。似たサービスとの違いを簡単に整理すると、

配送代行は「商品を届ける」
発送代行は「商品を出荷する」
物流代行は「入荷から出荷まで物流全体を任せる」

という違いがあります。ただし、物流会社によってサービス名称や対応範囲は異なるため、名称だけではなく実際にどこまで任せられるかを確認することが重要です。物流代行会社を選ぶ際には、

・現在の物流課題
・委託したい業務
・取り扱う商材
・出荷先
・システム連携
・今後の事業展開

などを整理したうえで、自社に合った会社を選びましょう。

トミーズコーポレーションでは、商品の入庫・保管からEC発送、BtoB物流、物流加工、システムまで組み合わせたワンストップ物流サービスを提供しています。物流業務の一部分の委託から、物流体制全体の見直しまで、お客様の状況に合わせた物流サービスをご提案します。物流代行をご検討の際は、まずは現在の物流業務やお困りごとについてお気軽にご相談ください。

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