【動画公開】第3回:越境EC成功の鍵!「2つの配送体制」徹底比較と最適解の選び方
いつも弊社のコンテンツをご覧いただきありがとうございます。
物流情報チャンネル「トミーズ物流TIMES」の第3回目の動画を公開しました。
越境ECでは、商品の魅力や広告戦略と同様に、「どう届けるか」= 物流設計が利益率を大きく左右します。
今回の動画では、越境ECで検討される主要な2つの配送体制を徹底比較し、事業フェーズに応じた最適解を分かりやすく解説しています。
目次
動画はこちらからご覧いただけます
この記事でわかること
- 越境ECで採用される2つの配送体制の違い
- コスト・リードタイム・在庫リスクの明確な比較
- 事業フェーズによる最適な選択基準
- 失敗しない物流設計の判断軸
越境ECにおける「2つの配送体制」
越境ECの物流構造は、大きく以下の2つに分類できます。
① 日本発送型(ローリスク戦略)
【概要】
国内倉庫から海外のお客様へ直接国際配送するモデル
【メリット】
- 在庫を国内で一元管理できる
- 売れ残りの転用が容易
- 在庫リスクが低い
【デメリット】
- 1件あたりの国際運賃が高くなる
- 配送リードタイムが長くなる
【適しているケース】
- 越境EC立ち上げ初期
- 注文量が少ないフェーズ
- 対象国が多数に分散している場合
② 海外拠点型(スピード・コスト追求)
【概要】
商品をまとめて海外倉庫へ輸送し、現地配送網で発送するモデル
【メリット】
- 配送スピードが圧倒的に早い
- 1件あたり送料を大幅に削減
- 現地配送体制により顧客満足度が向上しやすい
【デメリット】
- 海外で在庫リスクを負う必要がある
- 税制・表示義務・規制への対応が必須
【適しているケース】
- 注文数が安定・増加しているフェーズ
- 特定の国・エリアに集中して販売している場合
- 配送リードタイムが競争優位の源泉になる商材
フェーズ別の簡単な結論
| 事業状況 | おすすめ体制 |
|---|---|
| 立ち上げ〜少量販売 | 日本発送型 |
| 注文量が増加し始める | 状況に応じて併用 |
| 単一国でまとまった販売 | 海外拠点型 |
相談が多い“迷いどころ”の例
- 月800〜2,000件程度の中間ボリューム
- メインの販売国はあるが、他国からも注文が入る
- SKU数が多く、動きが細い商品構成
- 国内販売との在庫連携も維持したい
このような状態は、判断を誤ると以下のようなリスクにつながります。
- 不良在庫・滞留在庫の発生
- リードタイム遅延による顧客クレーム
- 回送や返品に伴う物流コスト増加
・販売国の分布(単一国か、多数か)
・商品の単価・サイズ・重量
・在庫リスクへの許容度
・注文ボリュームとその変動性
越境EC物流のご相談について
トミーズコーポレーションでは、
- 日本発送型の国際配送
- 海外拠点型の現地フルフィルメント
の両体制に対応しており、
- 物流コストの試算・見直し
- 配送リードタイムの短縮
- 在庫リスクの最適化
といったテーマに合わせて、最適な物流ソリューションをご提案いたします。
越境ECの物流方針でお悩みの際は、お気軽にご相談ください。
今後も、「トミーズ物流TIMES」では現場目線の情報をお届けしてまいります。



