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公開日: 2017/07/24

物流改善のヒントはピッキング効率の向上にアリ!

カテゴリ:倉庫業務について

ピッキング作業イメージ

物流現場の作業スピードの課題を解決するためによく耳にする言葉が「無駄を省く」という言葉です。無駄を省くことでコストを削減することができます。今日はその無駄を省く中でも一番重要な作業とも言えるピッキングについて解説いたします。

ピッキングとは?

ピッキングとは注文や出荷指示に対して、必要な商品(物)を該当する棚から必要な数量だけ取り出すことを言います。

ピッキングの種類

ピッキングの種類としては1つのオーダー(受注)分を1回のピッキング作業で行うシングル方式と、複数の出荷先分を1回の作業にまとめるトータルやマルチなど大きく分けて3つ存在します。

シングルオーダーピッキング

シングルオーダーピッキング
シングルオーダーピッキングとはオーダー(受注)単位で商品をピッキングする基本的なピッキング方式です。「摘み取り方式」とも呼ばれます。1つの注文に対して、必要な商品のみをピッキングすることからピッキング作業さえ正確に行うことができれば、間違った商品が混入してしまうなどのミスを回避することができます。そのピッキング精度を高めるためにも近年ではハンディーターミナルとよばれる無線端末を用いて、予め用意したピッキングリストとピッキングした商品のバーコードをスキャン検品(照合)します。
シングルオーダーピッキングはあとで説明しますトータルピッキングと違い、「ピッキングした商品をオーダー(受注)毎に仕分ける作業」を省けるメリットはありますが、オーダー(受注)単位でピッキングするため、複数のオーダー間で同一商品の注文がある場合はその商品をピッキングするためにオーダー件数分、該当する棚に商品を探しに行く必要があるため、歩行経路が重複してしまうことから結果的に歩行距離が増えるなどの無駄を抱えてしまう原因にもなります。

トータルピッキング

トータルピッキング
トータルピッキングとは全てのオーダー(受注)に対する必要な商品を先にまとめてピッキングしてから後にオーダー(受注)単位に商品を仕分ける方式です。「種まき方式」とも呼ばれます。複数のオーダー間で同一商品の大量注文があった場合でも、必要な数量だけまとめてピッキングできます。また、基本的には倉庫内に振り分けられたロケーションの順番通りにピッキングしていくため、一筆書きで移動できることから、最低限の歩行距離でピッキングできるメリットがあります。このようにトータルピッキングはピッキングとしての作業効率は良いですが、後にオーダー(受注)単位に仕分ける必要があるため、その仕分け作業をミスなく、いかに効率よくできるかが無駄を省く上で重要なポイントとなります。

マルチオーダーピッキング

マルチオーダーピッキング
マルチオーダーピッキングとは、複数のオーダー(受注)分をまとめてピッキングしながら、同時に仕分け作業を行う方式です。流れとしては、オーダー(受注)単位に用意したダンボール箱やオリコンをピッキングカートに搭載し、ロケーション順にピッキングして該当するオーダー(受注)のダンボール箱に投入していきます。1回の歩行で複数オーダー(受注)分をまとめて仕分けまで完了することで、作業を効率化できるメリットもありますが、投入するダンボール箱を間違えてしまうと誤出荷につながるデメリットもあります。

まとめ

いかがでしょうか?
本日紹介したピッキング方法については一概にどれが正解というものはなく、取り扱い商材や1日の出荷件数などいろいろな条件から一番効率的なものを選定する必要があります。

トミーズコーポレーションではアパレル物流20年の実績から、より効率的なピッキング方式を確立しております。
物流アウトソーシングを検討されている方も、自社物流でお悩みの方もまずは一度トミーズコーポレーションにご相談下さいませ。

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