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公開日: 2017/12/06

EC発送代行会社の詳細見積もりに必要な情報10項目とは

カテゴリ:EC通販業務について

発送代行業者への委託費用

前回の記事(EC発送代行会社の概算見積もりに必要な情報3項目とは)ではECの発送業務を発送代行会社に委託しようとお考えの方がひとまず概算見積もりを依頼するために必要な情報について紹介させて頂きました。今回は概算ではなく、詳細な見積もりを希望されている方向けに必要な情報10項目をご紹介致します。

ECの発送代行会社の見積もりに必要な情報とは?

弊社がお客様からEC発送代行の詳細見積もりを依頼された場合は、前回の記事で紹介した【取り扱い商材】【品番数・SKU数・在庫数】【月間出荷件数】の他に下記の項目に関してヒアリングさせて頂いております。

店舗名(屋号)

既にECサイトを運営されている場合は、店舗名(URL)を教えて頂くとスムーズです。店舗名を教えていただければ実際お預かりする商品がどのようなものか商品ページで判断できるため、より適切な判断ができます。ある程度の品番数や商品価格帯、売れ筋商品も検討がつきます。その他、商品以外でも営業時間や決済方法、利用中の運送会社など店舗情報が確認できるため、参考にすることができます。また、最近ではレビュー機能を採用しているECサイトも多く、レビューの内容から発送についての課題を抽出することも可能です。

出店先・利用中のECシステム

ECサイトと一言で言っても、楽天やAmazon、YahooショッピングなどのECモールをはじめ、自社サイトなど色々な出店先があると思います。また、会社様によってはそれら複数に出店している場合は、ネクストエンジンやクロスモール、通販する蔵といった受注管理や在庫連動の機能をもったサードパーティーの一元管理システムを使用されている場合もあるかと思います。実はECの発送業務を請け負う上でここが非常に重要なポイントとなります。
と言いますのも、弊社の物流倉庫にはWMSと呼ばれる倉庫管理システムが導入されており、日々そのシステムを活用しているため、効率的かつミスのない正確な在庫管理を実現しております。入荷や出荷の指示を頂く上でそのWMSにCSVデータを取り込む必要があるのですが、その際にCSVデータ出力元のECシステムの情報が必要となるわけです。とは言え、弊社ではEC物流に特化したクラウドWMS「ビーロジ」を導入していることから、ありとあらゆるECシステムとデータ連携が可能なため、よほど複雑なデータでなければ連携することが可能です。

平均受注明細数・単価

1受注あたりの平均明細数が分かれば、ピッキング数が予測できます。例えば1受注あたりの平均明細数が2点で、1日に100件の出荷の場合なら1日のピッキング作業数は200と予測できます。出荷件数だけでは分からなかったピッキング数が予測できれば1日に必要なスタッフ数を想定できるため、詳細な見積もりが作りやすくなります。
また、平均受注単価が分かればどのような価格帯の商品が売れているか判断できるため、それに見合った倉庫や梱包材などをご用意することができます。

受注締め切り時間・キャンセル変更対応

我々、発送代行会社は荷主様から出荷指示を頂いてから発送業務をスタートするのですが、最終の出荷指示を何時に設定するか契約前に打ち合わせさせて頂く必要がございます。荷主様としては顧客満足度を高めるため、できるだけ多くの注文に対して当日出荷を実現したいと考えられていると思います。しかし、EC市場の拡大に対して物流業界が人手不足の現状では、運送会社も集荷時間を早めるしか対策がありません。弊社としてもできるだけ荷主様のご要望にお応えするようにしておりますが、出荷件数が膨大な場合は発送作業にある程度の時間が必要になるため慎重に判断する必要がございます。あまりにも現実的でない時間まで出荷対応してしまうと、結果出荷できないといった最悪のケースも否定はできませんので、過去の実績からリスクの無いよう最適な時間帯をご案内させて頂いております。

メール便対応の有無

メール便の料金は通常の宅配料金と違うため、別途ご案内しております。また、利用する運送会社によってもメール便の規定が様々なため、その内容に合わせた梱包、出荷の対応をする必要がございます。メール便はポスト投函の配達方法のため、小さく比較的単価が安いものに利用されます。そのため弊社としてはできるだけ荷主様の利益率が高くなるように、物流会社の特性を生かし、安い梱包資材をご提案させて頂いております。

ギフト対応の有無

ギフト対応にはラッピングや熨斗、メッセージカード同封など様々な対応が必要になります。その内容次第では通常の出荷より時間が必要になる場合もありますので、オプションとして別途料金を設定しております。

仕入(仕入先数・入荷形態・原産国)

発送代行というと出荷することをメインとして考えられやすいですが、1番最初の業務は入庫から始まります。そのため、仕入先の数や入荷形態、原産国などを教えていただければスムーズです。入荷形態としては通常の運送便やコンテナで入庫する場合が想定されますが、コンテナはもちろんトラックの大きさによっては弊社の複数ある拠点の中から、そのサイズに見合った倉庫を選定する必要があります。

入荷頻度

入荷頻度も非常に重要な情報です。頻繁に入荷するのであれば、その分入庫作業が必要になるため、作業スタッフが必要になります。逆に入荷頻度が少ない場合は入庫作業が少ないため、特別作業スタッフが少なくて済みます。そのため見積もりに影響を与える項目でもあります。

バーコード管理の有無

2項目目の「出店先及び利用中の受注システム」でも説明させて頂いた通り、弊社の物流倉庫にはWMSと呼ばれる倉庫管理システムが導入されています。これは正確な入出荷業務や在庫管理を実現するためのシステムですが、利用するためには商品にバーコードがついている必要がございます。商品についたバーコードをハンディーターミナルと呼ばれる業務端末でスキャンすることにより、作業指示内容と商品との整合性を確認しています。もし仮にバーコードがついていない場合でも心配ございません。弊社のクラウドWMS「ビーロジ」ではバーコード発行機能を有しており、印刷して商品に貼り付けることができます。

現状の物流の情報と課題

最後となるのが現状の物流の状況と課題についてです。どこに課題を感じられているかをヒアリングさせて頂くことで、その課題に対する解決を最優先にしたご提案をしております。例えば物流費用を下げたいといった内容ですと、現状の物流コストのうちどの部分を下げられるのかを判断し、それに伴うサービスとお見積もりをご提出させて頂きます。弊社では発送代行サービスの他にも物流コンサルティングサービスを提供しており、物流のエキスパートが複数名在籍していることから、ありとあらゆる課題を解決するためのノウハウがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
詳細な内容のヒアリングにはどうしても数回のやりとりが必要になりますので、「いち早く詳細な見積もりが知りたい」という方は、上記項目をご準備頂いた上でご相談頂くとスムーズです。

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