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公開日: 2016/08/10

ネットショップ店長様必見!知って得する店舗経営術

カテゴリ:EC通販業務について

店舗を経営するうえで、利益をあげることは必要不可欠です。利益がなければ店舗として存続できないため、店舗経営者である店長は何としてでも利益をあげたいもの。そこで店舗経営者は、利益をあげるためにさまざまな策を講じます。その策の1つとして、多くの店舗経営者は「コストカット」を考えます。
コストカットは利益をあげるための策ではあるものの、やみくもにコストカットをするだけでは効果的に利益をあげることはできません。単純なコストカットは売上を赤字にしてしまう可能性があり、むしろ店舗の財政基盤を崩してしまう恐れもあるのです。
そこで今回は、効果的なコストカットの方法についてご紹介します。

店舗を上手に経営するためには……

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店舗経営では、売上をあげることが重要となります。売上がなければそもそも経営は成り立ちません。
売上をあげるためには消費者が必要とする商品やサービスを企画し、それらをつくり、販売する必要があります。販売促進を行えば行うほど売上はあがりますが、売上があがるだけでは健全な経営であるとはいえません。冒頭でもご紹介した通り、経営では「利益」を考えることも重要となります。いくら売上があったとしても商品やサービスを売るまでに多額のコストがかかってしまえば、手元に残る利益は少なくなります。店舗を潤すためには、売上だけでなく「利益」も重要となるのです。
利益率を考えるためには、商品やサービスを売るまでにかかる「コスト」を考える必要があります。効果的にコストカットを行うことで、利益は高まるのです。

効果的なコストカットのために知っておくべきこと

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効果的にコストカットをするためには、「限界利益」と「損益分岐点」を知っておく必要があります。なぜ知っておく必要があるのかというと、利益計画を立てるうえで「限界利益」と「損益分岐点」は欠かせないためです。「どれだけ利益を得たいのか、得られるのか」という利益計画を立てれば、ある程度経営の見通しがつきます。とはいえ、利益計画を立てるまでが大変です。店舗経営者だからといって、必ずしも明確な利益計画を立てられるわけではありません。だからこそ、多くの店舗経営者が店舗経営に悩んでしまうのです。
利益計画を明確に立てられない理由はさまざまです。その大きな要因の1つに、「限界利益」と「損益分岐点」をしっかり理解できていないという点があげられます。それらをしっかりと理解することで、利益計画は上手に立てられるようになります。

限界利益って、なに?

限界利益とは、売上から変動費を差し引いた利益を指します。ここでいう変動費とは、材料費や外注費、仕入れにかかった費用や運搬費など、商品の製造個数に伴って変動する費用のこと。つまり、限界利益は原材料を買ったり商品を売ったりすることによって生じる単純な利益を指します。限界利益を計算式で表すと、「限界利益=売上-変動費」となります。ここで注意したいのは、計算式に固定費を含めないという点です。オフィスの家賃や光熱費、さらにはいわゆるバックオフィスと呼ばれる部門の人件費といった固定費は含めず、商品を売るまでに生じる仕入れ費や運搬費などの変動費のみを含めます。
限界利益がマイナスの場合、損をしていることになるので長期的にみれば経営は成り立ちません。限界利益は、利益計画を立てたり経営の見通しを立てたりするうえで非常に重要な指標となります。

限界利益=粗利ではない?

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限界利益の仕組みを理解した方の中には、「限界利益は、つまり粗利のこと?」と勘違いしてしまう方も少なくありません。しかし、これらはまったくの別物。限界利益をしっかりと理解するには、「限界利益」と「粗利」の違いを理解する必要があります。
上述の通り、限界利益は売上から材料費や運搬費などの変動費を差し引いた利益を指します。これに対して粗利は、業種によって計算方法はさまざまではあるものの、一般的には売上から売上原価を差し引いた利益を指します。こうした明確な違いがあるため、限界利益と粗利は同じものとして考えないよう注意が必要です。

損益分岐点って、なに?

限界利益と共に重要となるのが、「損益分岐点」です。損益分岐点は、別名「損益分岐点売上高」ともいわれます。
損益分岐点とは、売上から変動費と固定費を含めた総費用を差し引いた額が「0」になる点を指します。計算式で表すと、「損益分岐点=売上-総費用(変動費+固定費)=0」です。
損益分岐点が分かれば、商品を売るために生じた費用を補填するのに必要となる最低限の売上高が分かります。つまり、損益分岐点が0を下回った場合は赤字になるということであり、0を上回った場合は、それが利益になるということ。損益分岐点を知ることで目指すべき売上目標が明確となり、どれだけのコストや時間をかければいいのか、また、何件の成約が必要になるのかなど利益計画を立てやすくなるのです。

これらを理解したうえで利益をあげるためには

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利益計画や店舗経営の見通しを立てるうえで欠かせない指標となる「限界利益」と「損益分岐点」。店舗を経営するうえで利益をあげるには、限界利益や損益分岐点をしっかり理解すると共に、利益をあげるためのポイントをおさえる必要があります。その主なポイントとは、以下の通りです。

値段(販売額)をあげる

利益をあげるためのポイントの1つに、「値段(販売額)をあげる」という方法があります。とはいえ、ただ単純に値段をあげるだけでは利益はあまり期待できません。しっかりと限界利益と損益分岐点を理解したうえで、値段をあげることが大切です。

原価(仕入れ値)を下げる

利益をあげるには、「原価(仕入れ値)を下げる」という方法も選択肢の1つ。原価を下げることにより、利益率を高めることができます。
とはいえ、単純に原価を下げてしまうと商品の品質が下がってしまう場合もあります。商品の品質が下がれば売上に大きく影響してしまう場合も……。そのため、原価を下げる場合は注意が必要です。

宣伝広告を上手に活用する

利益をあげるには、「宣伝広告を上手に活用する」という点も重要です。宣伝広告を行った場合とまったく行わなかった場合とでは、売上に大きな差が現れるケースがほとんどです。宣伝広告を上手く活用して販売促進を行えば、場合によっては物を売る際に生じるコストを下げることも可能となります。自社で宣伝広告を上手に活用できない場合は、販売促進をアウトソーシングする方法もあります。

販売管理費を下げる

利益をあげるには、「販売管理費を下げる」という方法もあります。販売管理費を下げるには、業務を一通り見直す必要があります。一通り見直したうえで、業務の効率化を図る必要があるのです。
とはいえ、自ら経営する店舗の業務効率を自ら見直すのが困難な場合もあります。第三者に見直してもらってはじめて分かることも多くあるはず。そんなときは、業務の効率化をアウトソーシングするのもおすすめです。

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利益をあげるためにコストカットを行う店舗経営者は多くいます。しかし、むやみやたらにコストカットを行えば限界利益がマイナスとなり、店舗経営が成り立たなくなってしまう場合も……。店舗経営を成り立たせたうえで効果的にコストカットを行うためには、「限界利益」や「損益分岐点」を理解することは必須です。「限界利益」と「損益分岐点」をしっかりと理解したうえで効果的にコストカットを行い、店舗利益をアップさせましょう。

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