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TOPコラム近代的になった物流の世界、その課題とは何か

公開日: 2023/09/02

近代的になった物流の世界、その課題とは何か

倉庫管理、出庫管理など様々な仕事がたくさんある

物流というのは、生産したものを生産者から消費者に引き渡すという意味がありますが、輸送、配送、保管、荷役さらに流通加工等様々な業務があります。

日常的にスーパーで商品を購入する時にも物流のシステムがなければ、いつでも商品があり、いつでも購入できるという状態になりません。

例えば地震などが起きると道路が利用できなくなり、業務する労働力も少なくなります。すると物資の輸送等も滞り、物を届けたくても届ける事ができなくなり、普段簡単に手に入っていた飲食物等も手に入れる事ができなくなります。

衣食住に関することの中でも、四季を通じて変化があるのがファッション、衣服業界です。暖かくなってくれば涼しげな服が欲しくなりますし、寒くなって来れば暖かい洋服が欲しくなります。

またトレンドが過ぎればまた新しいトレンドが来るので、それに合わせた衣服が流通することになります。

トレンドの変化が激しいファッション業界、アパレルの世界で重要な要素となるのが物流で、仕上がった新しい洋服を倉庫からお店に運ぶという業務が繰り返し行われており、市場に商品を出すためにも重要な役割です。

しかしアパレルの物流は食品や他の商品と比較して、非常に取り扱いが難しいようです。

なぜアパレルに関するものは取り扱いが難しくなるのか?というと、多品種であり、季節ごと、またトレンドが大きく変化するごとに商品が入れ替わってしまうことが理由の一つです。

多品種を扱うということはありとあらゆる面でミスが起きやすくなりますので、細心の注意が必要となりますし、いずれの分野もスムーズな対応が必要となってきます。

様々な商品を扱うアパレル関係について、どのような事が課題となっているのか、理解しておきましょう。

多商品がありカラーも多数、サイズも色々、だから管理が難しい

物流でアパレル系の業務をうまく行うということが難しいと言われる要因としては、何しろ種類が多いという点です。

色、サイズ、そして季節ごとに新商品が出ます。在庫として保管する最小単位の事をSKU数といいますが、アパレルの場合、このSKU数がどうしても多くなるので難しいといわれているのです。

もしもデザインが違うスカートが3つあった場合には3品番となりますが、それぞれカラーが4色あり、サイズがS、M、Lと3つある場合は合計で36SKUになります。というように洋服はどうしてもこのSKU数がかなり多くなるので、在庫管理が非常に難しくなるのです。

SKU数が多くなれば注文があった商品を倉庫でそろえてピッキングする際に間違うことも多くなり、誤出荷することも多くなります。

そのため、先進的な物流システムを導入し、できる限り商品の誤出荷などがないように考える必要があります。

誤出荷という課題は、その他の業界にもついて回る事ですが、何せデザインもカラーも、それにサイズも細かく分かれているアパレル業界では、その他の業種と比べ物にならないくらいに大変な事です。

多品種なほど物流は管理が難しくなるということ、これは大きな課題であり、こうした課題をクリアしていくことが大切なのです。

また、先ほど述べた通り商品数、種類が多いということに付け加えて、一つの商品に対する在庫数が少ないという問題もあります。倉庫で管理する際に、商品数が多く在庫数が少ないとなるとこれもまたミスが起きたり、無駄なスペースを作ってしまい、保管効率がかなり悪くなるのです。小ロットで管理しなければならないという点も、アパレルの物流は課題が多いということの要因となっています。

質の高い流通業務を行うために努力が必要になる

現代の物流の中でも大きな課題となるのが、加工が必要となる商品だからこそ出てくるミスです。

アパレルの場合では、小物類などもありますが、衣服がメインとなり人が見につける物なので、もしも針などが加工途中で混入していることに気が付かず出荷することになってしまっては、それは大きな問題となる可能性が高いです。

こうしたミスを出荷前に気が付くように、針などが混入していないかどうか検針をおこなったり、X線による検査などを行う必要が出てきます。

また衣服のタグを付ける、衣服によってはネーム付け作業等もあり、出荷する商品に不良品があればはじき、縫製が不十分と思える箇所があれば補修など行う必要が出てきます。業者によってはこうした商品のグレードを落としてしまうようなミスがないように、加工について専門分野を持っている所もありますが、チェック体制や部門を別にするなどの対応が取れない場合、商品として質が落ちる物を出荷してしまう可能性もあるのです。

この出荷を未然に予防できないと、次第に利用してくれる企業も少なくなっていく可能性があります。

万が一という面を考えると、やはり物流の中でもアパレルという部門は管理にしても作業にしても、加工についても、とにかく厳しいチェックと対応が必要になり、また急なスポット対応を求められる時でも、即時対応できる体制が必要となるのです。

専門的にこうした流れを作り、経験と実績を積みながら独自の流通を作り出している業者さんもいます。常に改善や企業努力が必要となるという点も、こうした業界の大きな課題とされています。

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