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物流用語:SKU(Stock Keeping Unit)って何?

カテゴリ:物流業務について

作業風景

こんにちは。
本日は物流業界で日常的に使っている用語について、解説したいと思います。
専門用語は「そんなの常識だよ!」と言われることでも、お客様やこの業界に入りたての人には、なかなか聞きなれない言葉なのです。

そんな用語をピックアップして紹介します。

SKU

正式名称は Stock Keeping Unit で、「最少保管単位」と言う意味です。
アパレル物流専門の弊社では、もはや日常語となっております。

もし、アパレルショップで商品を陳列するとしたらどうなりますか?
全部が全部そうではないですが、同じ商品でカラー違い、サイズ違いも同じ場所に置いていることもよくあります。
時々間違って手にしてしまうことも…ありませんか?

物流の現場では、そうした間違いは時間とコストの大きなロスにつながるため、許されません。
そのため、しっかりと細かく分類して管理する必要があります。

そこでまず品番で分類してみましょう。
仮に品番を「SP-100」とします。
これで第一段階はクリアです。しかし、もちろんまだまだ最少ではありません。

アパレル系の商材の多くは、同じ商品名で複数のカラー展開を行っています。
先ほどのSP-100には、「黒・白・紺」のカラー展開があるとします。
すると、次の分類は「SP-100>黒」と言った形で、色でカテゴライズします。

では色ごとに分かれました。終わり?
いいえ! さらに重要な分類が残っています。これが決まらなければ、服として致命的です。
それは「サイズ」です。そう、サイズが合わなければ、服は服の役割を十分に果たしてくれると言えません。
よくあるサイズ展開は「S、M、L」ですね。号数表記も多いです。

では、最終的にどうなるのか。

SP-100>黒>S

これでSKUの1単位が完成しました。
意味としましては、SP-100と言う商品の、カラー:黒のSサイズ、です。
勿論商材・企業により分類のやり方は変わりますが、SKUとはずばり、商品名だけでなくさらに細分化した「単品」を表す単位のことだと考えて下さって大丈夫です。
この単位で保管することを「単品保管」と言います。

商品を細かい単位で保管する理由

なぜこんなに細かい分け方をするのでしょうか?
単純に商品ごとに分けておけば充分ではないか?
物流について調べたくて当ブログにいらした方は、そう思われるかもしれません。

ですが、物流はスピードが命です。
お客様から、お客様のもとへ商品をお届けする。その「中継地点」なのです。
お客様の「売りたい」「買いたい」を、確実に、そしてハイスピードでご提供するには、間違いがあってはいけませんし、効率的である必要があります。
そのためには商品ごとではなく、さらにカラー・サイズ等でしっかり分けることで、誤出荷・配送遅延を防止していくことが肝心なのです。
トミーズではSKU分類と保管の徹底は当然のこと、熟練したスタッフを適所に配置し、精度の高いピッキングシステムを採用し、立地やネットワークを駆使したハイスピード物流を実現しております。

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